伊万里トンテントン祭り2018 団車と神輿の大喧嘩!みどころや川落としは?

伊万里トンテントン祭りをご存知でしょうか?
このお祭りいちばんのみどころはなんといっても「合戦」です。
合戦の時に団車が仕掛け太鼓を打つ音が、「トンテントン」の名前の由来になっています。
今回はそんな伊万里トンテントン祭りをご紹介します。
目次
伊万里トンテントン祭りとは
穀豊穣を祈願する香橘神社(こうきつじんじゃ)と豊漁を祈願する戸渡嶋神社(ととしまじんじゃ)の祭礼争いがこのお祭りの発端とされています。
もう一つは、1895年(明治28年)に日清戦争戦勝記念の祭りとして発生したとする説もありますが、こちらについては、文献が残されていないために明らかになっていません。
1962年(昭和37年)に戸渡嶋神社と香橘神社が合祀され伊萬里神社となったことをきっかけに、合戦のルールや担ぎ手の役割分担制度、参加者の禁酒などの制度刷新が作られました。
伊万里トンテントン祭り2018の日程、開催場所
10月19、25~28日に行われます。
19日 伊萬里神社 神殿祭
25日 魂入れ神事
26日 町廻り、安幕
27日 本祭り初日
28日 本祭り最終日
伊万里トンテントン祭り2018の見どころ
合戦
このお祭りいちばんのみどころはなんといっても「合戦」です。
荒神輿は合戦場にて団車の到着を待ち、 「キーワエンカ」(来れんのかの)と団車を挑発し、「まだまだ」と団車は焦らします。
これに観客から「煽れ煽れ」と掛け声が上がります。
機を見た喧嘩大将が旗を上げると、激しいぶつかり合いが始まります。
お互い「構えろ」の合図で進んで前棒を組み合い、前に傾いた状態から相手を倒したり、上に乗り上げた方が勝ちとなります。
合戦の時に団車が仕掛け太鼓を打つ音が、「トンテントン」の名前の由来になっています。
多くの人で活気あるお祭りとして、大変人気が高いのですが、平成18年の高校生の死亡事故のより合戦が廃止されました。
その後、平成25年に安全が確保された奉納合戦として、あらかじめ倒れる方向が決められた安全な合戦が行われるようななるなど、安全面に配慮をしながら、昔のような活気を集めるお祭りが再開することになりました。
クライマックスの川落とし
伊万里トンテントン祭りは、クライマックスもみどころです。
お祭りのクライマックスに行われる「川落とし」では、伊万里川の岸辺で行われる合戦で、組み合ったままお互いが伊万里川に豪快になだれ落ちます。
その後総出で引き上げるのですが、先に荒神輿が上がれば翌年は豊穣に、団車が先に上がれば翌年は豊漁になると言われています。
伊万里トンテントン祭りを締めくくるに相応しい催しとなっています。
クライマックスの花火
クライマックスには、120発の花火も打ち上がり、フィナーレにはふさわしいですね。
アクセス
まとめ
いかがでしたでしょうか?
迫力満点で、合戦での勢いある神輿と団車のぶつかり合い、祭りの締めくくりである川落とし。
ぜひこのお祭りに足を運んでいただきたいですね。